クラフトビール リリース情報

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KUNITACHI BREWERY (2023.8.19)

1.13:45  / Ordinary Bitter w/MATSUMOTO BREWERY

2.Cavenian-Simonaitis / Wine Leaf Sour w/CAVE D'OCCI BREWERY 

 

 ビールスペック

1.13:45  

スタイル:Ordinary Bitter w/MATSUMOTO BREWERY

ABV:4.5%

容器:樽、瓶

特徴;

 「シンプルだけど味わい深い、昼下がりから夜更けまで、国立から松本まで、松本から国立まで。」   およそ200km、JR中央線が結ぶ2つの街で実現した相互コラボレーション。  クラシカルなレギュラービールを大切にする2つのブルワリーが技術交流を行い、それぞれの代表的なビールを交換して、松ブルではKölsch Styleを、くにぶるではOrdinary Bitterをつくりました。  アロマは紅茶、ウッディー、そしてほのかに洋梨。フレイバーもアロマと親しくモルトの豊かな味わいから、紅茶、ウッディー、洋梨。シンプルで、だけど味わい深い、そんなビールに仕上がっています。  今回、勝山くんから意見をもらった設計に関して、客観的に一言で表現してみますが「実直」が相応しいかなと思っています。Ordinary BitterはKUNITACHI BREWERYでも「鳥たちは峡谷に歌う」というシリーズでつくっていますが、その違いをお話することが、その感想の説明にもなると思います。  まず一番の違いは麦芽配合です。鳥たちシリーズはビターのレシピにしては比較的複雑な麦芽配合をしていますが13:45は伝統的なビターのレシピに近くかなりシンプル。そして、いつもより長めの煮沸時間を取って麦汁をしっかりと煮込んでいます。その効果でシンプルな麦芽配合にもかかわらず、ボディにはモルト由来のコクがしっかりとあり厚みが感じられます。  ホップ使いも異なり、鳥たちシリーズはその名前の由来ともなっている「Fuggle」のシングルホップビールですが、今回はFuggleに加えてStyrian Savinjski Golding / スティリアン サビンスキー ゴールディングを使っています。このホップは19世紀初めころにスロベニアに持ち込まれたFuggleを起源とする伝統的な品種のひとつです。Fuggle同様に紅茶、そして少しウッディなニュアンスを持っています。KUNITACHI BREWERYの鳥たちでは発酵タンクへ麦汁を移送する前の最終工程でホップをたくさん使う方法を取っていますが、13:45ではその工程ではホップを使っていません。  酵母は今回Nottinghamというイギリス系の酵母を使用しました。この酵母が持つ特定の香り成分を変換する能力をビターで試してみたいというのが、このシンプルで実直なレシピにおけるささやかな冒険です。  最後になりましたが、今回のこの縁はPRIMAL CRAFTを主宰するドミちゃんこと、ドミトリーさんからのご縁で実現しました。勝山くんはPRIMAL CRAFTの醸造面における顧問をしていてPRIMAL CRAFTのビールをうちでつくる際に醸造所にも来てくれたのでした。その仕込みの日に、コラボしましょうよという話をもらって嬉しかったのをよく覚えています。  勝山くんと初めて会ったのは原料関係のSeminarで、当時私はAOI BREWINGの醸造士で、勝山くんはオラホビール所属だったと思います。その横には開業を控えたカンパイ!ブルーイングの荒井さんがいました。Seminarの内容は忘れてしまったけど、この2人に会ったことは強く覚えているし、時間を経てこうして改めてつながることが出来て嬉しいです。  実はこのコラボ、継続してやれたら良いねという話をすでにしています。来年はもっと磨きをかけた13:45をお届けできたら嬉しいです。

2.Cavenian-Simonaitis 

スタイル:Wine Leaf Sour w/CAVE D'OCCI BREWERY 

ABV:6.0%

容器:樽、瓶

特徴;

すごい偶然なのですが、CAVE D'OCCI WINERYで竜征さんがビール部門を引き継いだ頃に、私は友人たちとCAVE D'OCCIに遊びに行っています。そして彼がつくったワイン「汀」をお土産に買って帰り、その汀はKUNITACHI BREWERYの2周年イベントの打上げで開栓して気の知れた友人たちと美味しくいただきました。  そんな美味しいワインをつくる彼と技術交換しつつコラボレーション出来る日が来るとは、思ってもいませんでした。忙しい出張の合間を縫ってKUNITACHI BREWERYを訪問してくれた竜征さんに、コラボしましょうと持ちかけ、快い返事をもらえてとても嬉しかったのをよく覚えています。 CAVE D'OCCIで仕込んだインパクトのある2つの木樽発酵ビールに対して、KUNITACHI BREWERYで仕込んだのはCAVE D'OCCIで栽培しているワイン品種ブドウの葉を豊富に使った、サワーエールです。  CAVE D'OCCIで使用実績のある乳酸菌Helveticua Pitchでケトルサワーリング。pHが2.9まで下がった麦汁にブドウの葉を漬け込み煮沸しました。  発酵はLithuaniaのKveikに類する酵母Simonaitisを使用。この酵母はRaw Ale研究の第一人者であるLarsを通じてLithuaniaの農家Julius SimonaitisからThe Yeast Bayへ提供された混合液から単離したもの。日本での使用実績はまだ少ない(初めて?)希少な酵母で、固有のエステルは、パッションフルーツ、グァバ、オレンジ。  発酵温度は多くのKveikよりは少し低めですが、それでも下限が24℃という高温。今回は発酵の後半で上限の35.0に近づくように温度管理しましたが、発酵初期からpH3.0という過酷な環境下でも4日で発酵を終えるという力強さを見せました。 この酵母の出す香りと乳酸菌由来の柑橘感、そしてアルバリーニョ種のブドウの葉が持つ固有の香りが合わさり、重層的な香りを生み出しています。  アロマはとても爽やかで、レモン、ライム、レモングラスのようなハーバルなニュアンス。そのベースにはパッションフルーツやグァバのような酸味のあるトロピカルフルーツも感じられます。口に含むとアロマに親しいニュアンスが爽快かつ複雑な酸味と果実味を伴って押し寄せます。  仕上がりの酸味はpH3.0が示す通り爽快ですが単調なものではなく、乳酸菌と酵母由来の有機酸、そしてワインリーフ由来の酸味が合わさった複雑で奥行きのある酸味。サワービール好きには響くのではないでしょうか。

購入方法

ご注文、各商品の詳細はECサイトからお願いいたします  

shop.kunitachibrewery.com

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そのままのサイズで長いと思われたら折り曲げてご使用いただいても大丈夫です。
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