1.Take Over / Raw Fruited Sour w/Shirokoji, Kikoji, Sakekasu, Strowberry
2.MARK / German Lager w/ Saphir & Saazer
ビールスペック
1.Take Over
スタイル:Raw Fruited Sour w/Shirokoji, Kikoji, Sakekasu, Strowberry
ABV:5.0%
容器:樽、瓶
特徴;
「Japanese Raw Ale Styleへの挑戦。米麹、酒粕、イチゴが混ざり合う、サワーエール!」 宮崎県を代表するブルワリーのひとつB.M.B BreweryとのCollaborationビール。 B.M.Bの里くんとは斯波がAOI BREWINGにいた時に知合いました。駿府城公園の花見からの縁がここまでつながったことが嬉しいです。いつか一緒にビールをつくれたらと良いねと言っていたことが叶いました。 B.M.Bと言えば素材の組み合わせが妙なBreweryで、スムージーやサワーなどにも果敢に挑戦しています。KUNITACHI BREWERYではスムージービールはつくりませんが、Raw Styleでの柔らかな飲み心地とフルーツの融合はどんどん試していきたいと思っていて、それに加えて今年は日本特有の素材を活かしたビールづくりにも挑戦していきたいと思っていました。 今回のビールでは、その願いが叶いました。B.M.B Breweryの得意とするフルーツや様々な原料の使い方が、私たちのビールに息づいています。 香りと味わいのテクスチャーは、奥深く繊細で、アプリコットやプラム、梅などの酸味を纏ったストーンフルーツから、ストロベリーやクランベリーなどの赤系ベリー、赤いリンゴ、そして米麹由来の滑らかな風味へと広がっていく。そこへ乳酸由来のヨーグルトのような感触や、Raw 製法ならではの麦芽から生まれるとろみや味わいも、鮮やかに調和している。 温度が上がるに連れて、アプリコットはプラムや梅へと変貌していきます。ベリーもクランベリーからストロベリーへと、微妙な変化を遂げ、近しい果実たちが、互いに異なる顔を見せながら、移ろいます。 麹や酒粕のニュアンスは単体ではわかりにくいかも知れませんが、温度上昇と共に果実味を優しく包み込み、ふつうのサワーエールとは異なる、和菓子のようなニュアンスも感じられます。 酸味はPhilly Sour Yeastが由来の乳酸と、Hornindal Kveik由来の複数種類の有機酸による、しっかりとした酸味で、サワー好きにも満足いただけると思います。 今回はお互いに全体のバランスを重視しようと相談して仕上げましたが、次回は使用する原料のバランスを敢えてなにかに振り切ってみたり、フルーツを変えてみたりしたら面白いかなと思っています。 また今回の酒粕はKANGIKU BREWERYの風間さんから寒菊銘醸のものを分けていただきました!ありがとうございました!
2.MARK / German Lager w/ Saphir & Saazer
スタイル:MARK / German Lager w/ Saphir & Saazer
ABV:5.0%
容器:樽、瓶
特徴;
「永久・無限/回帰・起点」KUNITACHI BREWERY × KAGOYA BREWERY 2nd Collaboration Lager!」 ラガーらしいノーブルでほのかにスパイシーなアロマから、爽やかなシトラス様からリンゴのような繊細な果実味。モルトの穏やかなコクも感じ取れますが、味わいはいつまでも爽やかで鮮やか。最終比重は前回と変わらずですが、苦味も少し強めにしたことでシャープな仕上がりになりました。 前回との変更点はベースモルトを籠屋で使用しているWeyermannへ変え、ホップをSpalter SelectとAurumからSphirとSaazerに変えたことです。また今回はMash Hopを行いませんでした。 コラボレーションを繰り返し、締まりのあるシャープな飲みごたえを保ちつつ、同時に豊かな余韻を感じることのできるラガーを追求していきます。 ------------------------------------------------------------------------ KUNITACHI BREWERYと籠屋ブルワリーは共に母体を酒屋に持ち、地元に根ざした永続的な事業を展開しています。共に100年を超える老舗ですが、常にチャレンジしてきた歴史があり、ビール醸造においてもRaw Aleや木桶発酵など、伝統を重んじ革新に挑戦し続けています。 そんな我々がコラボレーションで造ろうと、自然と出た答えがラガースタイルでした。 テーマは「永遠 / 回帰」です。これまで特徴あるエールビールを造ってきましたが、初心に戻り、より素直に愛されるビールが造りたい。飲み飽きせず永遠と飲めるビール、それがMARKに込めた想いです。(江上) ------------------------------------------------------------------------ くにぶるでは今までラガースタイルのビールはつくってきませんでした。 もちろん興味がないわけではありません。 日本のいわゆる大手四社が手掛ける高品質なラガー・ピルスナー系のビールが存在する中で、エール系のスタイルよりも製品化までに少々時間を要するそれを、あえて製造スケジュールを調整してまで醸す理由が見つけられませんでした。(そういう理由でコラボレーションビールで下面発酵系のビールをつくることを度々お断りしたことがあります) しかし籠屋ブルワリーの江上さんから「コラボレーションをしませんか」と声を掛けられ、しかもラガーを造りませんかという提案。断る理由がありません。即答でした。 冒頭に江上さんも書いてくれましたが、くにぶると籠屋ブルワリーには共通点が多いです。淡色系ビールのKölsch StyleとGolden Aleが看板ビールであることや、味わいの方向性も近しいと表現してくれるお客さんからの声も聞こえてきます。 醸造士としてのキャリアには雲泥の差があり胸を貸していただいてる自覚がありますが、一方で探究心と好奇心では引けを取らない自信があります。これからも引き続き意見を交換しながら、このビールが限りなく真円に近い球体に近づくまで磨いて行きたいです。(斯波)
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