クラフトビール リリース情報

ビールの新着情報をお届けしています。

メニュー

忽布古丹醸造(2023.6.12)

1.Chu La Saison(ちゅらセゾン)/ Belgian Wit with Shekwasha

2.宿煙(しゅくえん)/ Rauchbier

 

 ビールスペック

1.Chu La Saison(ちゅらセゾン)

スタイル: Belgian Wit with Shekwasha

ABV:5.5% 

IBU:16

容器:15.5L(樽)、330ml(瓶)

特徴;

「南洋幻想(なんようげんそう)」という言葉があります。寒冷な地域に出生した人が「南の島」や「南洋」に憧れを抱く感情、あるいはその概念を指します。忽布古丹醸造のブルワリースタッフは様々な都道府県出身のメンバーで構成されてきましたが、現在の工場スタッフは図らずも全員が北海道出身です。もちろん、北海道に誇りを持っている私たちですが、喉から手が出るほど羨む原材料があります。それは「柑橘」です。温暖な気候を好む柑橘類は北海道の冷涼な気候で育てることは困難です。説明の必要がないほどに、ビールと柑橘の相性は抜群なのですが、それを地元産のもので賄うことができないのが忽布古丹醸造にとっての「無い物強請り(ないものねだり)」と言えましょう。さて、私たちが作るBelgian Wit(ベルジャンウィット)は、その「無い物強請り」が色濃く影響しています。これまで、「酢橘(すだち)」、「柚子」、「陳皮」などの柑橘や、柑橘の果皮を使用してきました。今回は、ずっと使いたかった沖縄産のシークヮーサーをBelgian Witに合わせました。ハプニングもあり、半年以上前から保管していた冷凍のシークヮーサーがありましたが、冷凍保管庫で紛失の被害に遭い、ずっと楽しみにしていた果実そのもの果汁や果皮の苦みや渋味まで効かせたリアリティーのある味わいを表現することは叶いませんでした。代わりに、急いで手配できるものがシークヮーサー100%の果汁でした。望んでいた果皮の苦みや渋味は伴いませんが、結果的に多くの人が楽しめる、非常に「綺麗」なシークヮーサーの酸味と、果汁の爽やかな柑橘の風味がもたらされました。セゾン酵母のクローヴやナツメグのようなフェノーリックなフレーバーは控えめなので多くの方にとって飲みやすい仕上がりです。シークヮーサーの酸味は、Belgian Witをサワーエールに近い存在へと導いてくれていて、夏向きのサッパリした味わいになりました。次はどんな柑橘を使いましょうか。

2.宿煙(しゅくえん)/ Rauchbier

スタイル: 宿煙(しゅくえん)/ Rauchbier

ABV:5.5% 

IBU:28

容器:15.5L(樽)、330ml(瓶)

特徴;

Rauch(「ラオホ」、あるいは「ラウフ」)は、ドイツ語で「煙」を意味します。ドイツのバンベルク地方で伝統的に造られている独特のスモーキーな香りと深い味わいが特徴のジャーマンスタイルのラガービールです。1500年代に起源を持つ伝統的なビアスタイルなのですが、嗜好性が非常に強いため、ビアバーや酒屋で見かける機会はあまり多くはありません。このビールには、ドイツのフランケン地方ジュラという、バイエルン州に属する地域のブナの木の直火で燻製・乾燥させた特別な麦芽を使っています。焚火やスモークハムを想わせる独特な風味をビールにもたらしてくれます。好き嫌いがハッキリ分かれるラガービールですが、一度ハマってしまうと病みつきになってしまうだけの深みがあるビールだと思っています。今回は過去最大量のスモークモルトを使用して、全く媚びていないスモークビールが出来上がりました。アンバーからブラウンの濃い色の外観で、ハイライトはオレンジ色を帯びています。しっかりとしたボディ感と、豊かな風味をもたらすカラメル麦芽を数種類ブレンドしているため、ビールだけでも満足感が得られるとは思いますが、フードペアリングによって一層、幸福感が増幅するのがこのビールの面白さです。それ故、このビアスタイルは、美食家に好まれている印象を持っています。ブナの木に由来する燻製香は、肉やチーズとよく合いますが、イカや刺身のような酒の肴とも実は相性が良いので、ぜひ魚介系のお料理とも合わせてみて頂きたいものです。滅多に作ることができない希少なビアスタイルです。是非この機会にお試しください。

購入方法

メールにて注文可能(初めての取引の場合には、HPよりお問い合わせください)

会社名:忽布古丹醸造株式会社

E-Mail:order@hopkotan.com

HP;

hopkotan.com

注意事項

 詳細のお取引条件に関しては、直接ブルワリーにお問い合わせください