1.酢橘白書 / Czech Style Dark Lager
2.番狂わせ / Southern English Brown Ale
ビールスペック
1.酢橘白書
スタイル:Sudachi Belgian Wit
ABV:5.0%
IBU:18
容器:15.5L、330ml(瓶)
特徴;
Belgian Wit(Witはベルギー語で「白」)は、無濾過で、小麦を使って醸造しているため、淡く濁った外観を持つベルギースタイルのエールです。通常このスタイルでは、コリアンダーとオレンジの皮が効いており、炭酸ガスの溶け込みが高いため、独特の爽やかな風味とパリッとした口当たりが特徴です。このスタイルでは、過去に一定の納得が得られる銘柄を作ることができたため、私たちの意欲は「創作」へと切り替わりました。創作的なBelgian Witの一回目が前回の【柚子道楽-Japanese Style Belgian Wit-】でした。この銘柄では、オレンジピールもコリアンダーも使わずに、柚子皮と和山椒を代用したことで、「和テイスト」なBelgian Witを作ることができました。ベルギービールの伝統にとらわれない自由なビールづくりの懐の広さに胸を借りて、喜びを覚えた私たちの二回目の悪戯は、「酢橘(すだち)」ととある香辛料を使ったBelgian Witです。原材料を見てしまえば、答え合わせができてしまいますが、先入観が入る前に是非口に運んで頂きたいです。先に原材料を見てしまった方も、そこまで構えずに騙されたと思って試して頂けたら嬉しいです。すだちの濃縮果汁による酸味と、すだちの皮による青い柑橘の香り、そして僅かに香るスパイシーでソルティーなラストノート。私たちも全体像が見えてくる前は、期待よりも不安が上回っていましたが、私たちの不安をよそに、「酢橘白書(Sudachi White Paper)」と名付けたこのビールは、口の中をサッパリさせるような軽やかな酸味と、すだちのグリーンシトラスな青々とした柑橘フレーバー、そして香辛料のアクセントが効いた、バランスの良いビールとなってくれました。きっとこのビールは塩気の効いたおつまみや、ラーメンや餃子との相性もすこぶる良いことでしょう。
2.番狂わせ
スタイル:Southern English Brown Ale
ABV:3.5%
IBU:18
容器:15.5L、330ml(瓶)
特徴;
一般的に、Brown Aleは地味で退屈なビールという印象を持っている方がいるかもしれません。たしかに、クラフトビールシーンを熱狂させるほどのエネルギーは秘めていないのかもしれません。しかし、これらのビアスタイルは過度なビールに対してのカウンター的なポジションに立つことができ、疲弊したビール飲みたちのオアシスとしての存在感を強めていくのではないかと考えています。一口にBrown Aleと言っても様々な小区分が存在し、以前は英国北部のドライでナッツ味な【茶番劇-Northern English Brwon Ale-】を作りましたが、今回は「London Brown Ale」とも呼ばれる「Southern English Brown Ale」を仕込みました。世界的に、Southern English Brown Aleというビアスタイルは絶滅の危機にあるようです。故に、多くの方にとって未体験のビールである可能性が高いと言えます。特筆すべき特徴は、低アルコールで、優しく適度な炭酸感と、甘くてモルティーなBrown Aleであるということです。他には、キャラメル、コーヒーの複雑なモルトフレーバーを持ち合わせます。正直に申し上げると、ホップのアロマやフレーバーはほとんど存在しません。麦芽の風味を愉しむビールと言っても過言ではありません。ビアスタイルとしては、スイートスタウトの優しいバージョンか、またはダークマイルドエールの甘いバージョンのようにも解釈できます。厚めのパイントグラスに並々注いで、ゆるゆる、だらだらと飲んでいたい、そんなリラクゼーション系のビールになったのではないでしょうか。
出荷開始は、
樽が
6月9日(木)
瓶が
6月10日(金)
です。
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HP;
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