クラフトビール リリース情報

ビールの新着情報をお届けしています。

メニュー

忽布古丹醸造 (2021.08.30)

1.BIG DIPPER / Hazy Lager

2.馴れ初め/ Roggenbier

 ビールスペック

1.BIG DIPPER

スタイル:Hazy Lager

ABV:5.0%

IBU:22

容器:15.5L、330ml(瓶)

特徴;

永遠に落ちることのない濁りと、微発砲でとろみのある口当たり、度が過ぎるほどのホップ強度を持つHazy Lagerは今回で第3弾。もはや「ラガーとは何なのか」と疑問を抱かせてしまうほど型破りで、破天荒なシリーズとなっています。

BIG DIPPERはこれまでのHazy Lagerと違ってCryo HOP(葉の部分を取り除き、成分を濃縮したホップ加工品)をドライホッピングで使用しています。マンゴーやパイナップルのようなトロピカルフレーバーと共存するのは、グレープフルーツやその白皮の部分まで噛り付いたときに感じられるあの酸味と渋味。ややピリッとくるのはホップのポリフェノールによるものだと考えられます。この刺激のある感覚は「DAY TRIPPER」「Little Ripper」にはなかったか、あったとしてもそこまで強いものではなかったと理解しています。このようにやや大人味な仕上がりで、好みは分かれると思いますが、刺激を欲求するビール飲みには、ホップの暴発するフレーバーと、炭酸や刺激が脳まで突き刺さるような感覚を楽しんでもらえるはずです。

通常のラガーでは考えられないような味覚や刺激に遭遇する未知の飲み物です。私たちもこのホップのエネルギーを完全に制御することはできておらず、またこのスタイルの行く末についても想像がついていません。これからも自分たちが心から納得できる最適解を見つけるためにチューニングをし続けていきたいと考えています。まずは、この低温高密度なホップのビッグバンを体験してみてください。

出荷開始は、樽は9月2日(木)、瓶は9月3日(金)です。

2.馴れ初め

スタイル:Roggenbier

ABV:5.5%

IBU:15

容器:15.5L、330ml(瓶)

特徴;

Roggen(発音「ロッゲン」ドイツ語)は「ライ麦」を意味します。ロッゲンビアは、ドイツのバイエルン州で生まれた中世のビアスタイルで、小麦ではなくライ麦に置き換えた色つきのヴァイツェンというようなイメージです。ライ麦はバイエルンや北ヨーロッパなどの涼しい地域で好んでビール醸造に使用されてきました。ところが、多くの飢饉の後に、バイエルン公国のヴィルヘルム4世が発令した1516年のビール純粋令によって、小麦やライ麦をビールに使用することが禁じられました。ロッゲンビアはそれ以来500年近くドイツのビールシーンから消息不明になった不遇なビアスタイルなのです。

ライ麦を使ったビールはとろみのある独特の口当たりと、スパイシーな独自性を持ちます。ヴァイツェン酵母由来のバナナ香がチョコレートモルトやカラメルモルトと相まって、チョコバナナのような印象さえ抱かせることでしょう。また、イチジク、ベリーのような華やかさと、カカオやローストナッツのような香ばしさが両立していて、複雑なフレーバーが楽しめます。詳しくは企業秘密ですが、忽布古丹醸造の色の濃いビールは特別な製法で酸味を抑えているため、色付きビールの独特な酸味が苦手な人には騙されたと思って、ぜひ試していただきたいものです。

一度は失われてしまったライ麦のビール「ロッゲンビア」ですが、細々と現代に残っているのは、絶えない魅力と、その光を灯し続けてきた醸造士と、それを愛するビール飲みたちがいるからに他なりません。そんなビールを自分たちがつくるとどのような仕上がりになるのか、湧いてくる好奇心というものは抑えられないものです。500年以上前のバイエルンにタイムリープしたつもりでご賞味ください。

出荷開始は、樽は9月2日(木)、瓶は9月3日(金)です。

購入方法

メールにて注文可能(初めての取引の場合には、HPよりお問い合わせください)

会社名:忽布古丹醸造株式会社

E-Mail:order@hopkotan.com

HP;

hopkotan.com

注意事項

 詳細のお取引条件に関しては、直接ブルワリーにお問い合わせください