1.夏のあわい / Fruited Sour w/Red Plum
2.Grain Drop / INDIVIDUAL ORCHESTRA series #5- / Kornøl
ビールスペック
1.夏のあわい
スタイル:Fruited Sour w/Red Plum
ABV:5.0%
容器:樽、瓶
特徴;
「夏の湿気を吹き飛ばす、味も色も鮮やかなレッドプラムのサワーエール!」 KUNITACHI BREWERY夏の風物詩の一つが今年は夏至を迎える前に今までよりも少しだけ早くリリースです。 香りはレッドプラムや梅、そしてクランベリーやラズベリーのようなベリー系の香り。味わいはプラム系からベリー系へと移ろいます。ベリーはクランベリー、ラズベリーから、ブルーベリー、ブラックベリーまで様々なベリーが顔を覗かせますが、飲む人それぞれの官能の度合いによって見つけやすい味わいが変わるので、一緒に飲んでいる人と意見を交換するのも楽しいかも知れません。 また、人によってはプラムとベリーの中間にシトラスやトロピカルフルーツも感じられるかも知れません。 このような果実味の底上げはMash Hopに使用したCascadeとWhirlpoolで加えた少量のCitra Incognitoによるものです。 例年同様に苦味は控えめで、レッドプラム由来のタンニンと強めの酸味が味を引き締めます。 酸味はPhilly SourとHornindal Kveikのミックスファーメンテーションで、複雑な酸味を引き出しました。Kveikは他のAle系の酵母よりも、有機酸をやや多めに生み出すことで知られています。レッドプラム由来の酸とPhiily Sour由来の乳酸、そしてKveik由来の有機酸が合わさって重層的な酸味のテクスチャを楽しめます。 レッドプラムの果汁を単純に発酵させただけではない、重層的な設計によって生み出した味わいを楽しんでいただけると嬉しいです!
2.Grain Drop
スタイル:INDIVIDUAL ORCHESTRA series #5- / Kornøl
ABV:5.5%
容器:樽
特徴;
Grain DropはRaw Aleづくりが盛んなエリアNorway / ノルウェーのHornindal / ホーニンダール地方で、Raw製法とKveikで作られている伝統的なビアスタイルのKornøl / コーンオールに近いビールをつくる挑戦を続けています。 アロマはジンを思わせるジュニパーと針葉樹、ライ麦パンのような香ばしさの中に蜂蜜、アーモンドやカシューナッツ、黒いブドウ、ブルーベリーのようなニュアンスが一体となって香ります。 フレイバーはVoss Kveik由来の柑橘を思わせる穏やかな酸味様の味わいから続いてジュニパーやナッツ、小粒の黒ブドウ果肉のような瑞々しいフルーツ感、そして口の中からビールが消えた後に黒ブドウやベリー系のジャムのような甘い余韻が、ライ麦由来のとろみと共に残ります。 そして、このビールはホップをほとんど使用していません。モルトフォワードでありながら回数を重ねるごとに、より一層フルーティな仕上りになっており、個人的にはモルトフォワードビールの新たな可能性にときめいています。 なお、現地では仕込み水にジュニパーの枝を浸してエキスを抽出しますが、これを「ジュニパーインフュージョン」と呼びます。日本ではジュニパーの枝が手に入らないため、現地の醸造に詳しい専門家から代替品として提案されているジュニパーベリーを代わりに使用しています。 また、現地のKornølはNorwegian Farmhouse Aleの一種で、様々な微生物の集合体であるKveik由来の複雑かつフルーティなフレイバーとジュニパーの針葉樹様の爽やかな香り、そしてRaw Aleならではの穀物感と甘みが特徴のフルーティなビールと言われています。 Raw製法の面白さを追求し、いつか和製Kornøl / コーンオールをつくりたいと思っているのでお楽しみに! 先日は新潟のCAVE D'OCCI BREWERYとCollaborationし、Norwegian Styleのビールを2液種仕込んできました。こちらはなんと日本版のジュニパーとも言えるネズミサシでインフュージョンしています。そして日本初の樽内発酵させたRaw Aleです。こちらがお目見えするのは8月の終わり頃。こちらも楽しみにしていてください!
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