1.世界は点滅するモザイク模様のようにver. / Red Double IPA
2.みるいゆず - Raw Belgian Wheat w / YUZU
ビールスペック
1.世界は点滅するモザイク模様のようにver.
スタイル：Red Double IPA
AVB：8.0%
容器：樽、瓶
特徴；
「より赤く、深まるベリー感、黒ブドウ様の香りとトロピカルアロマとドリンカビリティ！」 不動の人気ホップMosaic / モザイクの持つ多様な香りを楽しむビールとしてリリースを続けているレギュラービール「世界は点滅するモザイク模様のように」のスピンオフバージョン ver.Red Double IPAのtake.3です。 モザイクの持つ甘い香りを4種類のカラメル麦芽の組み合わせで引き立てると共に、レギュラーのモザイクに感じられる甘い黒系ベリー、黒ブドウ様に加えて、フローラルでジャムやキャンディ、バブルガム様の甘やかなアロマフレイバー。ライチのようなエキゾチックなニュアンスも見え隠れします。 KUNITACHI BREWERYのビールの多くは意図的に苦味を抑えていますが、このビールは味わいに合わせていつもよりも強めの苦味にしており、甘めのフレイバーをほどよい苦味で引き締めることでバランスを取っています。 ハイアルコールビールの飲み心地を損ねる溶剤系の香りはほとんど感じられず、ドリンカビリティが高く飲みやすいので飲みすぎに注意してください。アルコール度数は8%です。 また砂糖を入れている理由を良く訊かれますが、砂糖は酵母が全て食べてしまう量を計算して使っており、甘くする目的では使っていません。砂糖を使うことによって少し麦芽の使用量が減るのですが、これによって麦芽由来の風味の強度調整を行うことができ、ざっくりとした説明ですがドライな飲み口に傾けることができます。
2.みるいゆず
スタイル：Raw Belgian Wheat w / YUZU
AVB：4.5%
容器：樽、瓶
特徴；
BBBことBADASS BEER BASEを運営する宮脇浩樹とのコラボビール。 宮脇は斯波が退職したあとにAOI BREWINGのヘッドブルワーを担い、今はBBBを運営しながら富士宮のFUJIYAMA HUNTER'S BEERのビールを手掛けている期待の若手醸造家。 1年ぶりに2回目をつくることが叶いました。 「みるい」とは「やわらかい・わかい」などを意味する静岡の方言で、ゆずの華やかな香りをRaw製法で柔らかく包み込む、そんな味わいの表現を目指しています。 Raw Aleは北欧の限られた地域に残る「煮沸していない麦汁を発酵させて仕上げる伝統的なビール」の総称ですが、現地ではその地域ならではの素材を組み合わせてつくられることが一般的です。 そうした視点に立つと、日本固有の柑橘である「ゆず」を使ったRaw製法のビールは、オリジナルの精神を宿しているとも言えるかも知れません。 今回は前回よりもアルコール度数を1%上げ、少し甘みを感じやすいような麦芽配合へ変更しました。これによって前回と比べると色が少しだけ濃くなっています。 ゆずの香りはあまりに強すぎると人工的な芳香剤のように感じてしまうので、前回同様に自然なゆずの香りが楽しめるように意識したレシピ設計を心がけています。 ふんわりと、しかし確かに香るゆず。果汁は使用していませんが原料の組み合わせによって果実味も感じられます。そしてRaw製法で小麦麦芽を使用した時ならではの白パン様の優しい甘みを余韻に楽しめます。 このビールの主役のゆずは、宮脇が富士宮の農家さんから仕入れたものを皮を剥いて新鮮な状態で持ってきてくれました。また自然をこよなく愛する宮脇のリクエストに応え、麦芽の大部分をオーガニックモルトに変更をしています。 もちろんtake.3もつくる予定なので、またのお目見えを楽しみにしていてください。
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