1.upas -ウパシ- / Sake-Kasu Pilsner
2.mosir -モシリ- / Sake-Kasu Stout
ビールスペック
1.upas -ウパシ-
スタイル:Sake-Kasu Pilsner
ABV:7.0%
IBU:25
容器:15.5L、330ml(瓶)
特徴;
HOP KOTAN ORIGINALS+(プラス)第4弾にして、2回目の異酒コラボレーションビールは、上川地域を中心とした北海道産の酒造好適米と、大雪山系の天然水で仕込む “飲まさる酒”づくりで知られる上川大雪酒造「緑丘蔵」とのコラボレーションです(「飲まさる」は、北海道弁で「つい飲んでしまう」という意味)。コラボレーション以前からも、お互いのお酒を飲み交わす機会が幾度もあり、また「飲まさる酒づくり」という同じ価値観を持つ私たちにとっては、今回のコラボレーションはごく自然な流れで進行していきました。上川大雪酒造の純米大吟醸から生まれた酒粕は華やかな香りがまだ多く残っています。これを何とかビールに取り込みたいと考えて、2種類のビールとマッチアップさせることになりました。
【upas-ウパシ-】は、忽布古丹醸造の得意とするインペリアルピルスナーとのマッチアップです。「upas(ウパシ)」はアイヌ語で「雪」を意味します。ビール酵母による発酵を経た酒粕の香味は通常の吟醸香とはまた異なり、誰も経験したことのないような、麦芽やホップの香りをまとった吟醸香が漂います。口当たりの滑らかさと言い、お米の甘みと言い、日本酒というよりは甘酒の特徴を取り込んだような印象を持ちます。仕込みにおいては、酒粕の粘りは私たちの想像をはるかに越えており、麦汁の仕込みではかつてないほどの濾過詰まりを経験し、麦汁を抽出する工程では本当に多くの時間を費やすなど、困難を極めました。発酵タンクに麦汁を入れ終わったときの安堵は忘れられません。遅くまで仕込みにお付き合い頂いた上川大雪酒造のスタッフの方々には感謝しかありません。この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。このインペリアルピルスナーは日本酒の濁り酒のように、保管している間にお米の成分の沈殿が発生いたしますが、混ぜて飲んで頂いても、別々に飲んで頂いても構いません。無濾過ならではの口当たりをお楽しみ頂けたら幸いです。甘酒と言えば甘酒、ジャスミンのような香りと言えばそんな気もしなくもない、「濃醇甘口」なインペリアルピルスナーになりました。想像していた仕上がりとは異なりますが、馨しくユニークなラガーになったのではないでしょうか。気は早く、社内ではすでに来年のレシピについての議論が活発化しています。大刷新の予感がしています。来年も楽しみにしていてください。※注意事項
・この製品は濁り成分が時間とともに沈殿します。特に樽製品については、製品特性や圧力調整の方法についてご理解の上、ノークレームノーリターンでお願い申し上げます。
・樽製品につきましては、沈殿している層のビールから先にタップへと送られてしまうので、均一に提供する場合は、樽内の減圧を行なったうえで撹拌を行なう必要があります。
・減圧を行なわずに撹拌してしまうと、二酸化炭素が過度にビールに溶け込んでしまう可能性があり、炭酸が溶け込みすぎるとサービングが困難になる場合があります。
・推奨ガス圧力は冷蔵庫内の温度により変わります。ブルワリー出荷時2.5 CO₂ Vols.です。
以下は、冷蔵庫内温度をもとに算出した圧力の推奨値です。
※ビールホースの長さや径によってもガスの溶け込みや抜け具合は変わりますのであくまで推奨値となります。お困りの際はお問い合わせください。
参考圧力設定
1℃…攪拌時<約0.60bar<サービング時*
2℃…攪拌時<約0.68bar<サービング時*
3℃…攪拌時<約0.78bar<サービング時*
4℃…攪拌時<約0.82bar<サービング時*
5℃…攪拌時<約0.85bar<サービング時*
6℃…攪拌時<約0.93bar<サービング時*
7℃…攪拌時<約1.00bar<サービング時*
8℃…攪拌時<約1.05bar<サービング時*
*設定値が高くなりすぎると二酸化炭素が溶け込み過ぎます。
1.mosir -モシリ-
スタイル:Sake-Kasu Stout
ABV:6.0%
IBU:30
容器:15.5L、330ml(瓶)
特徴;
HOP KOTAN ORIGINALS+(プラス)第4弾にして、2回目の異酒コラボレーションビールは、上川地域を中心とした北海道産の酒造好適米と、大雪山系の天然水で仕込む “飲まさる酒”づくりで知られる上川大雪酒造「緑丘蔵」とのコラボレーションです(「飲まさる」は、北海道弁で「つい飲んでしまう」という意味)。コラボレーション以前からも、お互いのお酒を飲み交わす機会が幾度もあり、また「飲まさる酒づくり」という同じ価値観を持つ私たちにとっては、今回のコラボレーションはごく自然な流れで進行していきました。上川大雪酒造の純米大吟醸から生まれた酒粕は華やかな香りがまだ多く残っています。これを何とかビールに取り込みたいと考えて、2種類のビールとマッチアップさせることになりました。
【mosir-モシリ-】は、忽布古丹醸造のオーナーブルワー堤野が熱望したスタウトとのマッチアップです。「mosir(モシリ)」はアイヌ語で「大地」を意味します。焙煎度の高い3種類の麦芽で複雑なローストフレーバーをベースにしつつも、ボディの設計はあえて軽くすることで、ドリンカビリティの高いスタウトと酒粕を合わせました。ビール酵母由来の香りを高めるために、高温短時間発酵を選択しています。つまり、焙煎香、発酵香、吟醸香の3つ香りが混ざり合うドリンカブルで淡麗なスタウトと言えます。仕込みにおいては、インペリアルピルスナー同様、酒粕の粘りに大変苦戦してしまい、麦汁の移送工程では創業以来最長の時間を費やしてしまいました。通常は1時間程度で終了するタンクへの麦汁移送は8時間を要してしまい、麦汁移送が終わった頃には日付が変わっておりました。スタウトと言えば、重厚な味わいのものが多いビアスタイルですが、天邪鬼な私たちはあえての「淡麗辛口」なスタウトを選択しました。見た目とは裏腹に、口当たりはスッキリとしていて、奥ゆかしい吟醸香が鼻を抜けていきます。欲を言えば、もっともっと吟醸香を閉じ込めたかったスタウトですが、食事にも合わせられるようなバランスの取れた仕上がりになったのではないでしょうか。今年の仕込みを踏まえて、すでに発案している有効なアイデアを引っ提げて来年のブラッシュアップに挑みたいと思います。
出荷開始は、
樽が
3月31日(木)
瓶が
4月1日(金)
です。
購入方法
メールにて注文可能(初めての取引の場合には、HPよりお問い合わせください)
会社名:忽布古丹醸造株式会社
E-Mail:order@hopkotan.com
HP;
注意事項
詳細のお取引条件に関しては、直接ブルワリーにお問い合わせください