1.夜もすがら (よもすがら) / Session IPA
2.快刀乱麻 (かいとうらんま)/ American IPL
ビールスペック
1.夜もすがら (よもすがら)
スタイル:Session IPA
ABV:4.5%
IBU:40
容器:15.5L、330ml(瓶)
特徴;
夜な夜な友人と語り合いながら、あるいは一人で物思いに耽ながら飲むのにふさわしいSession IPAになりました。低アルコールのSession IPAは、程よい具合に、飲む人の心を解きほぐしてくれることでしょう。
Sessionとは言っても、IPAと名乗る以上、求められるのは、やはりホップのキャラクターの強さと苦みのバランスかと思います。そんな中、今回選んだホップは、数々の最高峰のIPAを生み出してきたSimcoe(シムコ―)です。Simcoeといえば様々な表情を見せるホップですが、今回手に入ったものは特に、パイナップルやオレンジに似た果実のフルーティーさが強く、次点で松や緑茶のようなエッジがあり、これまで使ってきたものと比べても、非常に品質の高いロットに出会えたと思います。ホップは農産物であるため、良い時もあれば、当然悪い時もあります。それを見極めることも醸造士の仕事になります。今回はソロでこのビールを託すのに充分なクオリティだったと言えます。綺麗な苦味は余韻にかけて、儚くもスーッと消えていきます。また、それを追いかけるように、杯が止まらないことでしょう。「気持ち良さ」さえ覚える苦みと表現したいところです。そのうえ、パイントで飲んでも、お代わりをしても、歯止めが利かないドリンカビリティになりました。これはもはや不可抗力です。夜が終わりを迎えるまで飲むと言うのでしたら、このSession IPAがお供をいたしましょう。
2.快刀乱麻 (かいとうらんま)
スタイル:American IPL
ABV:6.5%
IBU:62
容器:15.5L、330ml(瓶)
特徴;
遡ること、ブルワリーの稼働前。プロトタイプとしてNiseko Brewing とコラボ醸造したIPL【CLOSE ENCOUNTER 接近遭遇】から私たちのこのスタイルへの挑戦は始まっていました。我々は、IPLというスタイルの存在意義についての理解を深めると同時に、IPLにおける特有の課題や難しさに直面しておりました。この課題について詳しく知りたいマニアックな方は、お店やイベントで居合わせた時にでも醸造士に質問してください。話せば長くなります。本題に戻りますが、この手強いIPLの課題を解決してくれたのは、革新的なホップ加工品であるCRYO HOP(クライオホップ)でした。これは、従来のホップ加工品であるホップペレットをさらに濃縮したものです。この新製品の使用は、大きなブレイクスルーと、鮮烈なホップの味わいをもたらしました。このように、私たちは時として、原材料の供給元などの技術革新の恩恵に力を借りながら、理想とする味わいを具現化するために、新しいものを取り込みます。ホップは、Equanot(エクアノット)というお気に入りの品種のシングルホップで、通常のEquanotペレットと、Equanot CRYO の二形態を使い分けました。搾りたてのフレッシュなレモン、ライムに似た果実のフレーバーは非常に冴えていて、人によってはダンクな雰囲気も感じられることでしょう。品のある綺麗なビター感が舌を引き締めてくれて、飽きることを許さないフィニッシュ。さらには、ラガーらしいクリーンな仕上がりと、キレのある味わいは健在で、私たちはここに、IPLというスタイルの市民権を見出しています。抜群にドライで、キレキレで、ホップが主張的なIPLの誕生には、さすがの王者IPAも少しは冷やりとすることでしょう。IPAの首を虎視眈々と狙うIPLが産声をあげました。
購入方法
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会社名:忽布古丹醸造株式会社
E-Mail:order@hopkotan.com
HP;
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