1.冬のあわい / Belgian Pastry Stout
2.こころ / Kölsch Style
3.Ancora / Fruited Ale
4.蜘蛛の糸 / Raw IPA
ビールスペック
1.冬のあわい
スタイル:Belgian Pastry Stout
AVB:8.0%
容器:樽、瓶
特徴;
「多種多様な麦芽とスパイス、副原料、ホップの個性をベルギー酵母でまとめ上げた、甘く魅惑的な黒い液体。」 今のところKUNITACHI BREWERYただ一つの黒ビール。11種類の麦芽を組み合わせ、多様なスパイスと副原料、そしてホップと酵母由来のアロマで重層的な香り付けを行った洋菓子のような甘みのある味わいを表現しています。 初めにチョコレートやカカオ感、そしてバニラ、バナナ、シナモン、クローブ、レーズンやプラム、ほのかにベリー系(クランベリー・ラズベリー)のニュアンスや洋梨、も感じられます。バーレイワインやフルボディの赤ワインに親しいニュアンスを感じられる方もいるかも。 甘みのあるビールですが残糖感はなく、もったりとした甘さではありません。まろやかではあるものの比重が示している数字よりもずっと軽やかに感じられるかと思います。 さて、モノとモノ、概念と概念のあいだを意味する古語「あわい」は斯波の好きな言葉の一つですが、つまり「冬のあわい」とは「秋から冬、冬から春」という季節の間を表現しています。 甘い物ともよく合うと思うので、ゆっくりと温度の変化とともに変わる味わいを楽しんでいただければ嬉しいです。 冬のあわいでは、多用な麦芽とスパイスで移ろう季節の変化を表現しました。また、温度の上昇と共に香りが開き変化するこのビールには、しっとりと深まっていく冬の世界の目には見えない地下で、多様な生命が誕生に向けて少しずつ力を蓄えているイメージも表現しています。 少し前にリリースした「時間泥棒 / Raw Peach Ale」もそうですが、冬の間はしばらく度数強めのビールがお目見えしていきます。
2.こころ
スタイル:Kölsch Style
AVB:4.5%
容器:樽、瓶
特徴;
「SCOO 2周年記念ビール!」 昨年に引き続きSCOOの周年記念ビールをつくらせていただきました。 スタイルはKUNITACHI BREWERYではレギュラービールの1926でおなじみKölsch Style。 1926と違う表現にするためベースモルトをIREKSからWeyermann / ワイヤーマンに変更。 HopはNoble Hop系の品種からSelectを選び、シングルホップで使用。 ホップの使用タイミングも1926と大きく異なり、最近注目されているMash Hopで約90%使っています。 アロマはKölsch Yeastらしい青りんご様から始まり、優しくほのかなストーンフルーツ様の果実味から、ノーブルホップらしい少しのスパイス感、そしてピルスナーモルトの風味へと移ろいます。 1926に比べると中間のアロマフレイバーの輪郭がはっきりとしていて、比較するなら少しだけ余韻が強めです。
3.Ancora
スタイル:Fruited Ale
AVB:5.0%
容器:樽、瓶
特徴;
「Vineyard Hishiyama Rockのデラウェア果汁を使ったVinon Winestand&Deliの4周年記念ビール!」 Vinon Winestand&Deliの周年記念ビール!昨年に続いてつくらせていただきました! 今年はVinonオーナーの富永さんから山梨県勝沼町のVineyard Hishiyama Rockさんのデラウェア果汁を用意いただき使用。乾杯の1杯をコンセプトとした前回のAlla Saluteよりも、少し飲みごたえがあるビールをというオーダーをいただき、食中酒らしい仕上がりに設計をしました。 アロマは酵母由来のエステルからスミレやアカシアの蜂蜜様とデラウェアのニュアンスが合わさってブーケのように香ります。KUNITACHI BREWERYらしく1.008と残糖度は低めで比重的にはドライな仕上がり。余韻にはホップのフレイバーやデラウェア果汁由来の風味からの甘みを感じられますが、小麦麦芽のフルーティなニュアンスと果実感からの穏やかな酸味が爽やか。 一般的にデラウェア果汁は強い甘みと爽やかな酸味を持つと言われています。 用意いただいたデラウェア果汁もブドウの持つ風味に加えてアンズや熟した柿をあわせたような強い甘みとほのかな酸味を持っており、レシピに落とし込む時にその複雑な風味をどのように活かして表現できるかを考えました。 Vinon Winestand&Deliの抜群に美味しい料理とのマリアージュが楽しみです。
4.蜘蛛の糸
スタイル:Raw IPA
AVB:5.0%
容器:瓶
特徴;
「クリーン&スムース、爽やかなストロベリーフレイバーとミルキーなニュアンスを辿って極楽へ!」 SCOOの1周年記念ビールとしてつくった蜘蛛の糸のTake.2です。 LotusとStrataをドライホップをせずに用い、麦汁を沸騰させないRaw製法で仕上げたRaw IPAです。 前回と大きく異なる点は2点。 Lotusのペレットホップが手に入らなかったためCO2 Hop extractというオイル状の製品を使用していることと、炭酸が優しめであることです。 アロマ、フレイバーともにライチ、グレープフルーツ、オレンジ、ライムからストロベリー、バニラ、ミルキー、砂糖漬けの果実のようなニュアンスが感じられます。前回はStrataの個性が強く出て最初から最後までストロベリー様の風味が強い仕上がりでしたが、今回はLotusの個性が強く出ており爽やかな香りから甘い香りに移ろいます。 ビール名はSCOOの店名の由来に関係していて、文学が好きな方はすぐに連想するあの作品がモチーフです。 SCOOを訪れた方は是非、カウンター外側の壁面に描かれているイラストを眺めてみてください。
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