1.王道進行(おうどうしんこう)
2.行雲流水(こううんりゅうすい)
ビールスペック
1.王道進行(おうどうしんこう)
スタイル:German Style Pilsner
ABV:5.0%
IBU:35
容器:15.5L(樽)、330ml(瓶)
特徴;
数多くのピルスナーを作り続けてきた忽布古丹醸造ですが、
意外にもジャーマンピルスナーを作ったことはありませんでした。 ピルスナーの元祖であるチェコスタイルよりも、 ボディと色がライトで、 ドライでパリッとした飲み口が特徴のオールモルトのラガーです。 トーストしたパンや、 クラッカーのような穀物の風味が豊かな味わいです。 同じくドイツのラガーに属するへレスと比べると、 ホップの風味と苦味はハッキリしていて、 心地よい余韻が続きます。炭酸は強めで、 口の中がサッパリするので、 あらゆる料理との相性が良いのも魅力の一つと言えます。 忽布古丹醸造のラガーの発酵管理には王道進行とも呼ぶべき型・ パターンがあります。私たちはこの進行に忠実に従い、 発酵温度を上昇させたり、下降させたりして、 酵母が奏でる美しい旋律を引き出しています。特に今回は、 理想とする健康な状態の酵母と、 投入量を揃えることができたため、 安心して発酵と熟成を見守ることができました。また、 超低温で発酵させた今回のジャーマンピルスナーは癖がなく、 クリーンな味わいを達成できました。 繰り返し醸造してきた定番のピルスナーである【upopo- ウポポ-(Pilsner)】 から得られた成功や失敗のフィードバックから、 揺るぎのないメソッドを確立していきました。 その王道進行を使って、作り上げたジャーマンピルスナーは、 どこか飲み慣れた味わいでありながら、 退屈しないアレンジを施しています。それは、 通常の王道たるジャーマンピルスナーには使用しないはずの新しい 品種のドイツ産ホップを使用したこと由来します。 そのホップが響かせる奥ゆかしいタンジェリン感が原型のジャーマ ンピルスナーを壊すことなく共存しています。依然変わりなく、 ラガーの「王道」 はこのジャーマンピルスナーと言わんばかりの硬派な仕上がり。
2.行雲流水(こううんりゅうすい)
Style:Nordic IPA
原材料:麦芽(外国製造)、ホップ、オーツ麦
ABV:7.0% IBU:12
区分:ビール
容器:15.5L・330ml瓶
特徴:
「行雲流水」という言葉は「空をゆく雲と流れる水のごとく、
ただ自然の成り行きに身を任せるさま」を意味します。つまり、 簡単な言葉にすると「なるようになる」という意味になります。 このビールは本来、Hazy Lagerになるはずでした。飛びぬけたホップのフレーバーと、 ラガーの飲みやすさを両立するために、 苦みを極端に抑えたレシピで麦汁を作っていました。 仕込みも終盤に差し掛かったところ、とあるトラブルが発覚し、 ラガー酵母が使用できない状況になってしまいました。 お臍が曲がるところでしたが、 せっかく手間暇かけて仕込んだ麦汁を前に、 この状況をポジティブに捉えてみたいという気持ちが湧いてきまし た。そして、 その時に閃いた代替手段がKveik酵母の使用でした。 私たちはこの酵母の2つの意味を知っています。1つ目は、「 Kveik」という言葉自体がノルウェーの方言で「酵母」 を表しているということと、そして2つ目は「 何かに新しい命を吹き込む」というロマンチックな意味です。 私たちは魂の行方が分からなくなってしまったこの麦汁に、 Kveik酵母を投入し、 文字通り新しい命を吹き込むことにしました。 麦汁は極端なほどの上富良野産カスケードが投入されていて、 オーツ麦とホップ由来の白濁とした濁りと、 フレッシュな柑橘類の香りを持っていました。 Kveik酵母が濁りを維持したまま、 たった数日で終わらせてしまう高温短時間発酵に急かされるように 、発酵の終了前に1回目のStrata(ストラタ) ホップを投入しました。 発酵終了直前には2回目のStrataホップの投入を行ないまし た。 Strataはストロベリーや桃のようなトロピカルなフレーバー を持っています。 Kveikの発酵特性もかすかにトロピカルであることからこの関 係は結ばれるべくして結ばれたのかもしれません。 普段は論理的に科学的にビールづくりを行なう忽布古丹醸造ですが 、 今回は直感と感性にが色濃く表れたヘイジースタイルのビールとな りました。
購入方法
メールにて注文可能(初めての取引の場合には、HPよりお問い合わせください)
会社名:忽布古丹醸造株式会社
E-Mail:order@hopkotan.com
HP;
注意事項
※現在、定番upopoと、特約店様&
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