1.HOP KOTAN FREEDOMS / Oriental Saison
2.馳せ参ず(はせさんず)/ Session IPA
ビールスペック
1.HOP KOTAN FREEDOMS
スタイル:Oriental Saison
ABV:5.5%
IBU:18
容器:15.5L、330ml(瓶)
特徴;
札幌の常設店『炉端 酒 勿ノ論』様の1周年を記念して仕込んだのは、一風変わったセゾンです。1周年おめでとうございます!先方からのご提案でエスニック料理などに使用される「バイマックル」を使ったセゾンのレシピを考案しました。バイマックルは「コブミカンの葉」を意味します。コブミカンは、タイ、マレーシア原産の柑橘類の仲間で、古くから果皮も葉もハーブとして、グリーンカレー、トムヤムクンなどのタイ料理で重宝されてきた果物です。緑色の果実と枝にトゲがあることが特徴で、こぶのようにデコボコとした見た目から、「コブミカン」と呼ばれています。その葉っぱであるバイマックルについてもエキゾチックで、強い柑橘の芳香を持っていることから、今回はこの素材を主役に据え置いたセゾンの仕込みに、期待を膨らませて挑みました。IPAなどで使用するホップの量と同じくらいの大量のバイマックルをセゾンに2週間も浸け込みました。レモングラス、ライムなどの爽やかな柑橘のフレーバーに加えて、パクチーなどの香草のような独特の癖が引き出されました。また、セゾンにしては少し酸味が強く、エスニック料理や、パクチーを使った料理との相性は抜群だと思います。しかしながら、それらの料理やパクチーが苦手な人には不向きのビールかもしれませんので予めご注意ください。ボディは非常にドライで、サッパリとしているため、これから気温が上がっていくとより美味しく飲めることでしょう。さらに、飲み頃がいつになるかは「神のみぞ知る」としか言いようがありませんが、瓶内二次発酵用に一部のビールを熟成させております。こちらは、また1年先、そのまた1年先の楽しみにとっておきましょう。東南アジアを感じるオリエンタルセゾンはいかがでしょうか。
2.馳せ参ず(はせさんず)
スタイル:Session IPA
ABV:4.5%
IBU:38
容器:15.5L、330ml(瓶)
特徴;
私たちのSession IPAはシングルホップで醸すことが多く、このSession IPAもまたアメリカン産ホップのStrata(ストラタ)の魅力を伝えるビールといえます。言葉でうまく説明できれば良いのですが、やはりご自身で飲んで体験頂くことに勝るものはありません。それでも、私たちの言葉でこのホップの魅力についてお伝えしたいと思います。【秘め事-(Vic Secret Single Hop)Session IPA-】の反響後、どうしてもシングルホップで伝えたい品種をもう1つ思い出して、駆け出すように仕込みました。この慌ただしい、前のめりな気持ちに力を貸してくれたのがノルウェーに伝わるファームハウスイーストのKveik(カーウィク)でした。高温短時間発酵に耐えることができる云わば「速醸」が可能な酵母です。通常のエール酵母なら1週間程度かかる発酵期間が、早ければ1日や2日で完了してしまうほど活発・旺盛さです。それでいてニュートラルな発酵特性のため、今回のようなシングルホップを試すのには最適な選択肢だったと言えます。通常のエール酵母よりも10℃以上も高い温度での発酵はビールの速醸を可能にするとともに、高温ドライホッピングという新しいオプションを私たちに与えてくれました。30℃以上の温度帯でのドライホッピングは過去に例がなかったため、非常に緊張しましたが、懸念されるホップの粗さなどは現れず、存分に溶け出したStrataのトロピカルフレーバーが遠慮なく弾けました。Strataホップのドライホッピングはこれまで低温も試したことがありますが、あきらかに高温との相性の方が良いことが分かったのも収穫の1つです。やや濁りのある外観で、Kveikの酸味の効いた発酵特性はグレープフルーツを搾った果汁をベースにしているかのようです。このホップの特徴であるストロベリーやバブルガムやグミのようなフレーバーも効いていて満足しています。慌ただしく、馳せ参じましたがクオリティは落としておりませんのでご安心ください。それでは、KveikとStrataの息の合ったセッションをお楽しみください。
出荷開始は、
樽が
4月28日(木)
瓶が
4月29日(金)
です。
購入方法
メールにて注文可能(初めての取引の場合には、HPよりお問い合わせください)
会社名:忽布古丹醸造株式会社
E-Mail:order@hopkotan.com
HP;
注意事項
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