クラフトビール リリース情報

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忽布古丹醸造 (2021.12.6)

1.hure -フーレ-/Italian Grape Ale (with Pinot noir)

2.retar -レタラ-/Grape Sour Ale (with Sauvignon blanc)

 ビールスペック

1.hure -フーレ-

スタイル:Italian Grape Ale (with Pinot noir)

ABV:7.5%

IBU:20

容器:15.5L、330ml(瓶)

特徴;

ORIGINALS +(オリジナルズプラス)第3弾は、昨年のFREEDOMESからリリースされた【Bine&Vine- Italian Grape Ale (with Chardonnay)- 】に続く、葡萄の搾り粕を再利用したビール2種を同時リリースです。また、どちらも自家培養した野生酵母を使用しています。

アイヌ語で赤を意味する「hure -フーレ-」は、いつもお世話になっている中富良野のワイナリー Domaine Raison様の赤ワインの醸造過程で出てくる黒葡萄(Pinot noir)の搾り粕を再利用して「Italian Grape Ale」を作りました。

実は黒葡萄を使うのは今回が初めてです。ワイナリーからはプレス直後のピノノワールを譲っていただきました。麦汁の一次発酵中に、ピノノワールの果皮と種子を共に発酵させる、赤ワインの醸造方法「マセラシオン」という手法を採用。さらに、弊社ブルワーの大西は大学で野生酵母の研究をしていた経験があったことから、忽布古丹醸造として初めての試みである、葡萄の野生酵母のみで発酵させることにトライしてみました。

野生酵母プロジェクトが始まって、上富良野周辺の花や果実などのサンプルで酵母の分離を試みてから2年が経ち、やっと手に入れた野生酵母は、私たちにとって未知の存在であったため、途中で発酵が止まってしまわないかハラハラドキドキしながら見守っていました。また、野生酵母だけで発酵させているので、当初はブレタノマイセスのような野生的な香りを想像していましたが、予想に反して結果は、セゾン酵母のようなスパイシーで、かなりドライな仕上がりに。グラスを光にかざすと、赤みを帯びたオレンジワインのような色合いで、ピノノワール由来のチェリーや桜のようなチャーミングな香りがほのかに感じられます。このようなローカルな原材料、ローカルな酵母でビールを醸すことができることはブルワーにとっての幸せだったりします。

2.retar -レタラ-

スタイル:Grape Sour Ale (with Sauvignon blanc)

ABV:7.5%

IBU:18

容器:15.5L、330ml(瓶)

特徴;

ORIGINALS +(オリジナルズプラス)第3弾は、昨年のFREEDOMESからリリースされた【Bine&Vine- Italian Grape Ale (with Chardonnay) 】に続く、葡萄の搾り粕を再利用したビール2種を同時リリースです。また、どちらも自家培養した野生酵母を使用しています。

アイヌ語で白を意味する「retar -レタラ-」は、いつもお世話になっている中富良野のワイナリー Domaine Raison様の白ワインの醸造過程で出てくる白葡萄(Sauvignon blanc)の搾り粕を再利用して「Grape Sour Ale」を作りました。

昨年リリースした【Bine&Vine- Italian Grape Ale (with Chardonnay)- 】では、セゾンベースのビールにシャルドネの果皮と種子で二次発酵させることで、シャルドネのアロマを上手くビールに乗せることができました。今回頂いた白葡萄の品種はソーヴィニヨン・ブラン。中富良野という冷涼な土地で育てられたソーヴィニヨン・ブランは草原のようなアロマをまとっていますが、同じワイン葡萄品種でも栽培地が異なることによって特徴は大きく異なります。例えば、ニュージーランドのワイン名産地であるマールボロでは、ソーヴィニヨン・ブランはパッションフルーツなどのトロピカルなアロマを特徴としています。まさにテロワールですね。

この草原のようなアロマを活かすため、ベースのビアスタイルは軽快な酸味のサワーエールにしました。仕込み時に乳酸菌を添加して、ケトルサワーリングで酸味を持たせた麦汁に、「hure -フーレ-」で使用したスパイシーでドライなキャラクターを持つ野生酵母と、トロピカルなフレーバーを特徴とするエール酵母の2つで混合発酵を行ない、それにソーヴィニヨン・ブランの果皮と種子を浸け込んで、二次発酵させるという、かなり複雑な作りとなりました。これら全ての要素がうまく嚙み合った結果、外観はペールイエロー、グラッシーなアロマとレモンを思わせる軽快な酸味は、ビールと言われずに飲むと、ワインと錯覚するほどで、最高の食中酒となり得るでしょう。

北海道の冬は早く、上富良野はもうすでに銀世界です。北海道の広大な草原を体現している一杯ではないかと自信を持っております。

出荷開始は、樽が12月9日(木)瓶が12月10日(金)です。

購入方法

メールにて注文可能(初めての取引の場合には、HPよりお問い合わせください)

会社名:忽布古丹醸造株式会社

E-Mail:order@hopkotan.com

HP;

hopkotan.com

注意事項

 詳細のお取引条件に関しては、直接ブルワリーにお問い合わせください